高血圧には大敵の塩分の減らし方
高血圧を防ぐ為に、塩分は控えめに
日本人は平均1日12グラムの食塩を取っています。食塩の成分であるナトリウムは、血圧や体液量を一定に保ち、体内の様々な機能が円滑に動くような働きをしています。
しかし、必要以上の塩分を長期間に渡って取りつづけると、排泄しきれないナトリウムが体内にたまって、血液の中の水分量が増え、血圧を上げることになります。人間が生きていくのに必要なナトリウムは、1日1~2g「食塩は10g以下に、出来れば5gに」が国の栄養政策です。ところが日本人は平均10gを超える食塩を取っています。
塩分はスナック菓子や、外食メニュー、調味料など、思いがけない食品にも多量に含まれています。どんなものにどれだけ塩分が含まれているかを知って、なるべく塩分の少ない食生活を心がけましょう。
塩分は食生活の見直しから
- 味噌汁は1日2杯まで、汁は少なめに、具を多くする。
- 麺類の汁は、全部飲まないで残す。
- インスタント食品・加工食品を使わない。
- 醤油はかけるより、付け醤油で。
- 漬物は一人分づつを一皿に盛る。
- 調理をダシをきかせて、塩分を控えめに。
- 塩の代わりに、生姜やシソなどの香りのあるものでアクセントを。
- 酢やレモンなどの柑橘系の酸味で味に変化を。
- 適度な焼きを入れ、香りや味に変化を与える。
- 料理全般を薄味にし、一品味のきいたものを加える。