介護保険とはどんな制度なの?
介護保険の狙い
- 介護を必要とする状態になっても、自立した生活ができるよう、高齢者の介護を社会全体で支える仕組みです。
- 身近なケアプラン作成事業者に相談すれば、これまで福祉と医療に分かれ、窓口も別々で利用しにくかった介護サービスを総合的に受けられる利用しやすい仕組みです。
- 社会保険の仕組みより、受けられる介護サービスと保険料との関係が分かりやすい仕組みです。
介護保険のあらまし
- 介護保険は市町村(区)が保険者として運営し、国、都道府県が支えます。財政は国、都道府県、市町村の公費と保険料でまかなわれます。
- 制度のスタートは、平成12年4月から
- 「要介護認定」の申請は、平成11年10月から
- 介護保険に加入するのは、40歳以上の全ての方
- 寝たきりや認知症などの場合にサービスが受けられます。
65歳以上の方(第1号被保険者)
常に介護を必要とする状態(要介護状態)や、日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)になった場合にサービスが受けられます。
40歳から64歳までの方(第2被保険者)
初老期の認知症、脳血管疾患など老化が原因とされる。15種類(下記)の病気により要介護状態や要支援状態になった場合にサービスが受けられます。
加齢に伴い生じる心身の変化により起こる15種類の病気(特定疾病)
- 筋萎縮性側索硬化症
- 後縦靭帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- シャイ・ドレーガー症候群
- 初老期における認知症
- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳血管疾患
- パーキンソン病
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性関節リウマチ
- 慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形性を伴う変形性関節症