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| 認知症実施者研修に参加して |
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ここで、施設での認知症高齢者のケアを中心に考えていきたい。
施設での「認知症支援」は、集団的「処遇」の中で、個別的な配慮が薄くなりやすい。
介護保険法の見直しが行われ、認知症高齢者ケアの基本は「尊厳の保持」であると
謳われている。上記で述べた「症状や能力の低下に応じた生活環境を整える」ことは、
一つに、残存能力の活用がある。これは、失ってしまった機能を強要するのではなく、
出来ることと出来ないことの区別をはっきり理解する。また、人格や個性、歩んできた
人生の理解を尊重し、個性を活かしていくことに重点を置く。認知症という病気のせいで
出来なくなっていることを強要してしまうのでなく、「どうしたら本人が満たされるか」
考えることにある。出来ることを伸ばしていくことは、意欲の向上に繋がっていく。
これは本人主体であるのと同時に認知症高齢者ケアの基本である「尊厳の保持」が
活かされているケアであるといえる。施設は専門的な支援であり、人間集団で支えあう
長所がある。一人一人の個別支援計画を大事にし,個性に注目することで安定した
生活を送ることができるのではないだろうか。
次に、入所前に充分な説明を行うことが大事である。例えば、身体拘束についての
説明を行い、重要性を理解していただく。身体拘束を受けた人は身体能力が低下し、
転倒事故の危険性が高くなる。現在の危険を守るために、将来の危険を犠牲にするのか。
サービスを提供する前に、自立支援の説明、そして認知症とは何か等の説明を充分に
行い、理解してもらうことが重要である。また、家庭での様子など家族からの情報を
聞くことにより、得意・好みの理解が得られる。これによって今まで歩んできた環境に
似た形を整え、残存能力が活かせるケアが提供できる。
今回の研修に参加したことで、多くのことを学んだ。認知症高齢者と毎日接し、
今までの経験があるにも関わらず、知らないことが多くあった。今後、認知症高齢者だけ
でなく自立の高齢者の介護予防についても学び、ひまわり板橋で活かせるよう努力を
していきたい。私たち専門職が「認知症とは何か」を理解し、認知症の問題となる
原因を追究することが重要である。
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| 家族の家ひまわり板橋 スタッフ |
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