機能訓練指導員の挨拶

今まで病院での経験が多かったので、施設での機能訓練の難しさを感じている今日この頃です。

毎回運動する前に説明して、尚且つ一つ一つの運動毎に体で覚えていただかなければならないのですが、認知症がある先生(※)方にはそれが難しいため、今は気長に先生方のペースに合わせて進めていこうと思います。

入居時に全介助だった先生が機能訓練の結果少しづつ良くなり、運動も少々出来る様になってきた矢先に、その先生がお部屋のドアを開けようと床を這って移動していた事がありました。心配されたご家族様に、「機能訓練は適度にして下さい」とお叱りを受けましたが、改善の成果をどこまで求めたら良いのか?その先生にとって良い機能訓練と言えるのか?という課題に日々取り組んでいきたいと思います。

機能訓練に携わったばかりの頃、一人一人の患者様に対して一生懸命やっていたら、先輩職員に、「全力でやらないで5割~7割程度で行う様に」と言われましたが、その言葉が脳裏に浮かびました。「リハビリ」「機能訓練」は、本人の意思とご家族様の意向を汲み取りながら行い、先生方だけでなくご家族の皆様にも喜ばれる機能訓練員になりたいと思います。

(※:家族の家ひまわりでは、尊敬の意を込めて、ご入居者様を"先生"とお呼びしています)


| 生活相談員 | 計画作成担当者 | 看護職員 | 機能訓練指導員 | 介護職員 |