機能訓練指導員の挨拶

宇宙から帰還した宇宙飛行士は、筋力の衰えが著しいと言われています。滞在期間が長くなると、花束を持つことも重労働だそうです。このことからも分かるように、私たちは重力のおかげで、自然に筋力トレーニングをしています。

しかしそれでも筋力が年齢と共に衰えていくことは誰もが感じていることです。また動かす範囲が狭くなると、関節は少しづつ動きにくくなっていきます。このような衰えを防止するためには、計画的な機能訓練が必要になってきます。

ご高齢者は歩行する時間が少なくなったり、横になる時間が多くなる傾向にあります。このようなご高齢の方々も、計画的な機能訓練をすることにより、安全な日常生活を送ることが可能になります。私たちの仕事は、ご利用者様を励ましながら、身体状況に合った効率の良い運動を継続していただくことです。

ひとりでは継続することが困難な機能訓練ですが、機能訓練指導員がご利用者様にお声がけして、毎日の体操や歩行訓練、関節可動域訓練を実施していきます。これによりご利用者様の日常生活が、より安全に、よりスムーズに、より楽しいものとなればこれ以上の喜びはありません。