生活相談員の挨拶

介護に携わる者の基本的な姿勢として「バイステックの七原則」と呼ばれる指針があります。

  • 個別化の原則:利用者様の直面している問題を個別的にとらえようとすること。たとえば良くあるケースであっても、その人にとってどういうことなのかを知ろうとすること。
  • 意図的な感情表出の原則:利用者様が感情を言葉にできるように意識的にかかわること。否定、肯定両面の感情を言葉にしてもらえるよう意識して話をしていくこと。
  • 統制された情緒的関与の原則:表現された利用者様の感情を大切に扱うこと。自分自身の価値基準や道徳規範を表に出さず感情面の動きをコントロールできること。
  • 受容の原則:利用者様の感情面を受け止め理解しようとすること。相手のことを有るがままに受け止め理解しようとすること。
  • 非審判的態度の原則:利用者様を一般的な価値基準で裁かない態度を心がけること。利用者様は世間一般の価値基準から善悪や良否を判断される事を望んでいる訳ではないのです。
  • 自己決定の原則:大切なことを利用者様が決定できるように助力すること。諸サービスの利用の必要性や決定を一方的に判断するのではなく、利用者様自身が最良の決定をできるような支援を行っていくこと。
  • 秘密保持の原則:利用者様の秘密を守ることで信頼関係を構築する。元々秘密保持の原則は、信頼性の原則であって、秘密が守られることで信頼関係が築け心の中を思いを語ることができるようになっていくとされています。

私はこのバイステックの七原則を実践していく事を心がけています。まずはご利用者の先生方(※)の顔と名前、ご家族様(キーパーソン)の顔を覚えていくことから始めました。具体策として、朝出勤時には、全員のご入居者様と目を合わせて挨拶を行います。ご家族様来設時には、先生方の日々のご様子を話して行く事でコミュニケーションを図って行きたいと思っています。

コミュニケーションと言っても、非言語的なコミュニケーション技法と言うものも有り、先生方の気持ちを理解していけるよう努力を忘れないようにして行きたいと思っています。

三英堂商事の基本理念の中で、「家族の絆の架け橋」がありますが、生活相談員とは、ご利用者先生、ご家族様との絆をしっかりと結び援助を行っていく職業だと思いました。その為には、日頃から、御利用者先生方の御様子の把握を行い、来設時や電話等で家族様に報告連絡を行っていき、御利用者先生方やその家族様のたとえ小さな会話の中からも、問題点等見つけ、早期に発見、対応、トラブル回避が行っていけるよう努力していく事を心がけてまいります。

笑顔を忘れずに!!

(※:家族の家ひまわりでは、尊敬の意を込めて、ご入居者様を"先生"とお呼びしています)


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